燃える闘魂の逝去に思う、国際政治とスポーツ外交とカンフーへの願いを記載して、ここに追悼してみる。


10月1日、元プロレスラーで参議院議員も務めたアントニオ猪木氏が逝去されました。

プロレス界で熱いファイトを繰り広げましたが、議員時代に見せた独自の外交スタイルが記憶に残ります。

湾岸戦争でのイラクからの邦人救出や、北朝鮮初のプロレス興行など、パフォーマンスもあるとはいえ、その型破りな議員活動により、その他の政治家には真似できない行動力を見せつけました。


※以下は、1995年の平壌でのプロレス興行の映像。
帝国主義の象徴である米国人レスラーのリック・フレイヤーを東洋人レスラーの猪木氏が叩き潰すという映像が北朝鮮で全国放送され、民衆の度肝を抜きました!

国交が制限される中で、スポーツを用いて外交上の糸口を探るのは、国際政治の手段でもあります。


1971年の米中による卓球選手の往来によるピンポン外交が、翌年のニクソン大統領訪問による米中国交正常化の先駆けとなりました。
猪木の盟友でもあるボクサーのモハメッド・アリも中国を何度も訪れてボクシングを普及しています。
※以前のブログも参考にしてください。

改革解放後の中国は、1980年代に日本へ多数の武術団を派遣して、友好関係を演出しています。
※28分頃の映像は、日本武道館で行われた映像です。


「こんなの共産主義政権のプロパガンダ活動で、相手から上手く利用されているだけだ」
と思う方もいるかもしれません。

しかし、対話の窓口は多いに越した事はありません。
そして、個々の交流がどのような要人との関係に繋がるかはわかりません。
また、こういった交流が民間での大きなうねりを引き起こし、行き詰まった状況を大きく動かすこともあります。

むしろ、国際的地位が低下する現在の日本には、猪木氏のような並外れた行動力が必要になるのではないでしょうか?


現在の日本では、周辺国家による脅威が高まっています。
国際政治には、表向きの綺麗事は通じません。
経済、軍事、情報などを用いた総合的な活動が必要となり、そこに善悪は無く、実力しか求められません。

日本は軍事力を簡単に用いる事は出来ません。
その一方で、かつては隆盛を誇った経済は低迷を続けています。

そんな閉塞する現状では、猪木氏のように独自に世界へ飛び出して関係を築き、現状を打開していく事が、政治家だけでなく、民間人一人一人にも求められているのかもしれません。

「迷わず行けよ!行けばわかるさ!」


スポーツから政治まで、そして日本から世界へと、多くの人々を感動させたその生きざまと行動力は、今でも我々に示唆を与えています。
燃える闘魂はいつまでも不滅です!
安らかにお休みください!



現代を生きる我々若い世代も、猪木氏の意志を継ぎ、スポーツを通じて国際的な交流をしてみましょう!

そんなスポーツにカンフーを選んでいただければ嬉しいです!

男女不問!
経験不問!
二年生以上も歓迎!
他大生も歓迎!
掛け持ちもOK!
先ずは見学から!

カンフーに興味のある大学生の皆さんの連絡をお待ちしております。

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