“映像の世紀・番外編!?”モハメド・アリのカンフーへの勇気の連鎖について考察してみよう!
"NHK・映像の世紀"は、何度見ても面白い!
4月の新シリーズ“バタフライエフェクト”では、歴史への様々な影響という点から、過去の映像を考察していますね。
初回の特集は、黒人ボクサー“モハメド・アリ”の生涯でした!
ボクサーとしての並外れた才能もさることながら、その勇気の連鎖が、米国の人権運動やオバマ大統領の誕生へと繋がっていく過程が描かれています。
黒人の地位向上という、当時としては絶対に不可能と思われた状況を打破し、歴史を大きく変えてきたのです!
そんなアリの精神は、カンフーにもバタフライエフェクトを引き起しています。
どんな影響があったのか、見てみましょう!
※ここからは、BGMに加古隆氏の「パリは燃えているか」を流すと、臨場感が溢れて感動的になります。
【ブルース・リー:ジークンドー】
アクション俳優のブルース・リーは、ボクシングをかなり研究しており、アリの素早いステップに注目し、自身の創設した武術ジークンドーに取り入れています。
そして有色人種として白人至上主義のハリウッドに立ち向かい、数々のカンフー映画の名作を製作し、「燃えよドラゴン」でスターダムに登り詰めます。
今なお世界中に影響を与えているブルース・リーの作品や哲学は、アリの精神からも大きく影響を受けていると言えるでしょう。
※以下映像は、ブルース・リーの弟子ダン・イノサントのインタビュー!
【張立徳:上海ボクシング界】
アリは米中の民間外交の一環として、1979年と1985年に中国を訪問しています。
中国では1959年の試合事故によりボクシングが禁止されましたが、アリの訪問をきっかけに20年ぶりに再開する事になります。
アリは精武体育会や上海体育学院などを訪れて、ボクシングを指導しましたが、その際にアリと手合わせをした中国人ボクサーに、“張立徳”がいました。
張立徳は、若き日に“北拳王”と呼ばれた著名なボクサーでしたが、ボクシングが禁止となってから、カンフーの達人を尋ね、自身の練習体系に取り入れます。
(太極拳、心意六合拳、八極拳、大成拳、蟷螂拳、攔手拳など、様々な門派を研究したようです)
そして、アリの訪中に伴うボクシング解禁の後に、張立徳はこれら練習体型を後進に指導し、上海ボクシング界の復興を担いました。
※以下は、張立徳の記事
【馬賢達:通備門】
1985年に西安を訪れたアリは、現地のイスラム教徒達と共に歴史あるイスラム教寺院で礼拝しました。
(アリは、1961年にイスラム教に改宗し、1964年に改名しています。白人と黒人の教会を分離するキリスト教への疑問が理由の一つのようです。)
そして、現地の中国武術家達の演武も観賞していますが、この時にアリを出迎えたのが、西安のイスラム教徒の武術家・馬賢達でした!
馬賢達は、若き日に全国散打大会で優勝した後に、西安を代表する武術家として活躍し、映画「少林寺」の武術監督も務めています。
面会の際は、素早い翻子拳の連打を演じ、アリを驚嘆させたと言います。
アリと交流した事で西安の通備門は武術界でその名を更に高める事となりました。
※こちらは馬賢達老師の映像
こちらは、アリの中国訪問時の写真集。
中国改革開放後の時代背景を感じさせます。
駆け足ではありましたが、アリとカンフーへの影響を記載してみました!
NHKの製作陣には、世界中に多大な影響を与えた“ブルース・リー”のバタフライエフェクトも製作してほしいです!
(凄く面白いドキュメンタリーになりそう)
さあ、若いパワーを持つ大学生の皆さんも、アリの勇気を連鎖させて歴史を変えていきましょう!
カンフーからも、その勇気を受け継いで下さいね!
蝶のように舞い、蜂のように刺す!
モハメド・アリの技術の一端を、カンフーからも学びとってみましょう!
男女不問!
経験不問!
二年生以上も歓迎!
他大生も歓迎!
掛け持ちもOK!
先ずは見学から!
カンフーに興味のある大学生の皆さんの連絡をお待ちしております。
問合先︰⇩
A.横洲 ︰ yokoikasu@gmail.com
(御名前、連絡先、大学名、年次等を記載の上、ご連絡下さい)
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