格闘アクションゲーム“師父-Sifu-”から見る伝統的カンフーとの接点に関する考察などなど
2月8日に、PS5にて本格的なカンフーアクションゲームが発売されるようです!
その名も、“師父-Sifu-“!!
蘇生することで技芸を伝承していくというのが、今までの格闘ゲームとは少し異なるようですね。
また、これまでメジャーであった八極拳や詠春拳などの人気拳種ではなく、白眉拳というマイナー拳種を採用しているのは注目すべき事です。
以下は、同ゲームの映像ですが、かなりスムーズ且つリアルな動作を実現しています。
このゲームについて、何か当会から伝統的カンフーと関わるコメントできないか列挙してみました。
【白眉拳】
白眉拳は、四川省が発祥地と言われますが、広東省に伝わり、広州市や仏山市などを中心に伝承されてきた門派です。
南派拳法に属します。
広東省から世界中に移り住んだ華僑によって、世界中に伝わっています。
チャイナタウンを主体とする本作の世界観にも合った拳種と言えるでしょう。
正面を向け、歩幅を狭くして、高めに立ち、手法に富んだ攻撃体系を持ちます。
【師父】
師父とは、その道の専門家の先生に対する敬称です。
中国の芸事は、儒教を基準とした家父長制の様式が現在でも残っており、技術を学ぶのに弟子入りする事があります。
これは、中華料理、中医学、中国楽器、中国漫才などなどの様々な伝統芸能にも共通しますが、中国武術も例外ではありません。
芸を持つ人々に対する呼称を一般的には“師傅”と呼びますが、本格的に弟子入りして芸事を学ぶ際は、“師父”と書き方が変わります。
つまりは“父親”となり、家族の一員として学び、技術を伝承していく事になるのです。
言葉一つにも様々な伝統的な約束事が秘められているのです。
そんな奥深いカンフーの世界!
ゲームだけでは伝承しきれない数多くの内容があります。
皆さんも是非一度、実際のカンフーを体験してみませんか?
カンフーに興味のある大学生の皆さんの連絡をお待ちしております。
問合先︰⇩
T.落合 ︰ luohe7@gmail.com
(御名前、連絡先、大学名、年次等を記載の上、ご連絡下さい)
0コメント