「鬼滅の刃」から見る武術的考察

鬼滅の刃が流行っていますね。 
当方もアニメ版を一からゆっくり見ていますが面白い!
劇場版はより感動的なストーリーと聞くので、いずれ本編を見終わったらじっくり鑑賞してみたいです。

時代背景が大正時代という、妖怪が身近にいた旧社会と我々のいる現代社会の境目なので、実際に体験した事はないけど、何かありえそうな世界観の中で、痛快な剣劇を繰り広げるのが、面白さの秘訣なのかなと思っています。
皆さんはどう見ているのでしょうか?

炭治郎達は日本刀で戦っていますが、中国武術でも日本刀に似た“苗刀”があります。主には八極拳や劈掛拳で用いる武器ですが、長めの刀身と柄が特徴です。中国武術の身体操作で振り回すので、日本刀の動きとは異なり、美しく実戦的な動きになっています。

こちらの中国のテレビドラマ「大刀記」に苗刀と日本刀による剣劇の映像があり、鬼滅の刃と同時代の中国が舞台となっています。
中国軍閥や旧日本軍が苗刀や日本刀を練って、実際に命のやり取りをしていた頃です。
この時代が、剣術が実戦で活躍した最後の時代なのではないでしょうか。
鬼滅の刃の剣術も、そんな時代背景の中で練られ、剣術や鬼といった旧文化が衰退していく中で、その最後の輝きを描いた作品とも言えるのではないかと思います。

鬼滅の中で武術に関連するシーンについて思う事が見つかれば、また考察を載せてみようかと思います。

早稲田カンフー Waseda Kungfu Club

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