“Naruto-ナルト-”の八卦六十四掌に見る八卦掌の技法と云々江陵!
現役生の皆さんにも、少年・少女時代に、少年ジャンプやアニメで“Naruto-ナルト-”に熱中したファンの方が多いと思います!
本作は落ちこぼれ忍者・うづまきナルトの修行・成長をテーマとしており、“忍術”、“チャクラ”、“陰陽”、“経絡”といった東洋思想や武術用語が沢山用いられ、その中で“八卦掌”も出てきます。
八卦掌は、中国武術の門派であり、忍術とは異なりますが、本作品で知名度を上げているようです。
先日のブログでも、「八卦掌の知名度向上に“Naruto”が影響しているのでは?」と書きましたが、作中で八卦掌がどのように扱われているかについて、一度分析しなければと思い、実際の八卦掌と比較しました。
【柔拳法】
本作での八卦掌の技は、忍者の名門・日向宗家に伝承される白眼を発動させて用いる“柔拳法”の技として描かれています。
実際の八卦掌にはチャクラを読み取るような技術はありませんが、剛を強調するパワフルな少林拳とは一線を画し、内家三拳(太極拳、形意拳、八卦掌)の一つとして柔を強調した繊細な拳法と扱われるので、作中でも柔に属する拳法として描かれているようです。
そして、相手の身体の内部へ浸透させるような力を発するという点では、八卦掌にも似たような技術があります。
【八卦六十四掌】
六十四は、八卦(八つの方位)が更に八分化した状態であり、8×8=64を指しています。
作中では、四掌、八掌、十六掌と数を増やし、ビュンビュンと連続して攻撃を飛ばして、六十四の点穴を閉じる攻撃方法のようですが、実際の八卦掌での六十四掌は、総合套路(代表的な動作を盛り込んだ型)の名称である事が多いです。
こちらは作中での八卦六十四掌。
実際の八卦六十四掌はこちら。
八つの円周を回る動作に、それぞれ八の攻防技術を含めるような構成になっており、各老師で動作構成が異なってきます。
【八卦掌回天】
作中では、ぐるぐる高速で回転して敵を弾き飛ばす技ですね。
実際の八卦掌に“回天”という名称の技術はありませんが、八卦掌自身は回転の運動原理から成り立っています。
回天は自転を行なっていますが、実際の八卦掌は、中心点を設定し、その周囲を公転するように歩き、時折自転を行って技を繰り出します。
太陽の周りを地球が一周するような軌道ですね!
【柔拳点穴針】
作中では、点穴を指先で突いてチャクラの流れを止める技術のようですね。
中国武術では“点穴”とは関節周辺等の急所を攻める技術です。そして八卦掌ではこの急所へ挿し込んで絶命させる為の武器があり、これが“点穴針“です。
点穴針を両手に持ちながら、八卦掌の動作に合わせて練習する事も可能です。(以下映像を参照)
歴史を紐解くと、宮廷内で針を袖に隠して皇帝の警護を担当した八卦掌の名人が沢山いたようです。
こちらは、実際の点穴針の演武です。
【実際の八卦掌】
それでは、実際の八卦掌を見てみましょう。
円周上を八歩で歩行しますが、これは円の中心に敵が存在すると見立てて歩行しています。そして、身体の各部位に螺旋運動を起こす事で、大きな力を生み出します。
華麗で荘厳な動きで、攻防の技術を練習します。
そして、こちらは実際の用法です。
円周上を歩いて、相手と向かい合う角度を変えていく事で、相手の死角から攻撃を打ち込みます。長距離から素速く打ち込むだけでなく、接近戦でも相手の関節を取るなど、非常にバリエーションに富んだ戦いを行います。
【まとめ】
八卦掌は、華麗な動作も多く、女性が学ぶのにも適している一方、危険な攻撃も多数含んでいるので、研究し甲斐のある門派です。
一度、実際の八卦掌を体験してみると面白いですよ!
Narutoで八卦掌に興味を持った方!
天才忍者・日向ネジの八卦掌をマネした事のある方!
実際の八卦掌の技術を知って戦いたい方!
是非是非、当会で一緒に八卦掌を練習してみましょう!
男女不問!
経験不問!
二年生以上も歓迎!
他大生も歓迎!
掛け持ちもOK!
先ずは見学から!
カンフーに興味のある大学生の皆さんの連絡をお待ちしております。
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