理系科目(例えば物理学)からカンフーを極めよう!
「このブログは文化や歴史や言語ばっかり語って、文系学生を対象にしているから、理系科目の事は語れないだろ!!ウホホホー(*´∀`*)」
なんて思っている理工学部や教育学部の理系専攻の読者の方も多いかもしれませんが、理系の学問も、カンフーと大きな関係を持っています!むしろ、相手を攻撃するという物理的行為において、理系的な観点は必要になります。
当方も以下のような理系科目は、中国武術の原理を説明するのに必要であると知り、高校レベルの参考書や専門書等を復習したり、関連記事にも目を通すようにしています。
物理学︰力学、重力、梃子、摩擦、速度
生物学︰筋肉の位置、骨格の構造、進化論、生態系
数学 ︰方程式、ベクトル、三角関数
心理学︰潜在意識、顕在意識の使い分け
例えば、こちらの映像を見てください。
無重力の宇宙空間で物体を推すと、自分も物体も後方に飛んでしまいます。
これは反作用力が働く事で、自分の発した力が自分に跳ねるために、このような現象が起きます。
中国武術の打撃では、このような物理学の原理を利用します。
これは意拳(形意拳)の実技映像ですが、左側の意拳の先生が、大柄な外国人の学生達を、少しの移動距離で勢いよく吹き飛ばしています。
力まかせに推すと自分に力が跳ね返るので、接触する瞬間に相手の力を吸収してから推す事で、反作用力を打ち消し、相手の作用力を用いて衝撃を与えているのです。
実際は、この反作用力だけではなく、様々な物理現象や筋肉の状態を用いて相手を吹き飛ばしますが、各種条件を組み合わせる事で、より効果的に力を生み出し、戦いを有利に進めるのです。
また、中国武術の各技の発展等は、数学の素養があると、学んだ動作を応用するのに役立ちます。
太極拳の陰陽変化は、コンピューターの演算に使われる二進法に近いと思います。
八極拳や形意拳では、熊や虎などの動物の習性から打撃を学びます。
カンフーの学習に、様々な理系分野の素養が役立つのです。
もちろん、物理学を知っているだけでは、カンフーを使いこなせません。
長年に渡って重力を研究した物理学の教授が、これらを体現して戦えるわけでもありませんよね?
これらを戦いに用いる為には、練習していく必要があるのです。
カンフーは体現する物理学であるとも言えるのです!
さあ、理系分野を学ぶ大学生の皆さんも、理系分野を武術へ応用し、共にカンフーを研究しようではありませんか!
当会にも理工学部出身者が数多く在籍していました。
そして文系学部の皆さんも、理系から沢山の知識を吸収してください!
皆さんのご連絡をお待ちしております!
問合先︰⇩
T.落合 ︰ luohe7@gmail.com
(御名前、連絡先、大学名、年次等を記載の上、ご連絡下さい)
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